花茎は長く伸び、穂状に花をつける。他の多くの植物と同様、ランの花に花弁は花粉媒介を行う昆虫を誘引し、中心にある器官を保護する役割を担っている。また、花は左右対称で、虫媒花の中では特異なほど効率の良い花形に変異している。そのため、唇弁が下側になって、雄しべ雌しべを受ける形になる。
とは。ヤクシマラン亜科のものは雄しべが比較的はっきり区別できて、花も左右対称ではないなど、普通の花に近く、原始的なものと考えられる。一方、近年は、シュート先端にある生長点を切り出して培養するメリクロンなど、組織培養で増殖する技術も進歩してきている。日本ではそれらを”洋ラン”と呼んでいる。根は長さが2-3cmで、ほとんど枝分かれせず、樹皮に密着する。むしろほかの着生ランの葉が枯れた姿に近い。